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日中関係年表+蛇足

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・年表

1905年:日露戦争終結。日本、大陸及び朝鮮半島より撤退。

1912年:孫文、中華民国建国。その後袁世凱と対立。

1917年:孫文、広州で広東軍政府を樹立するも、最終的に日本へ一時亡命。

1927年:孫文の跡を継いだ蒋介石による上海クーデター。国共合作崩壊。

1928年:蒋介石による北伐。大陸統一を成し遂げるも中央政府は弱体、翌年には軍閥同士の内戦へ。

1933年:新疆省(当時)にて第一次東トルキスタン・イスラーム共和国の建国。ソ連軍の介入などにより崩壊。

1942年:ソ連邦崩壊。中国共産党への援助が事実上途絶える。

1944年:合衆国の工作と支援と介入により、国民党側の新疆省政府が崩壊。東トルキスタン共和国が新疆省に成立。

1948年:第三次世界大戦勃発。中国大陸周辺のヘゲモニーが合衆国・英国から日本へ移行。

1949年:満州合衆国にて愛新覚羅溥儀が国家元首に就任。満州・モンゴル・東トルキスタンが第三次世界大戦に枢軸側で参加。

1952年:第三次世界大戦休戦。以後、大陸にて日独国共の4者が裏切りと協調を繰り返す。

基本的に日独がユーラシア・アメリカ大陸において勢力均衡を図った事が内戦が長引いた原因。

大陸に統一国家を誕生させない事が日独の基本路線で、それを米中露の全てで実行している。

そのため共産党が弱すぎても不都合なため、満州経由で日独定かならぬ物資が流れ込む事も。

共産党が国民党と互角まで持ち込んだのはこのためだが、それを活用できたのは彼ら自身の実力。

1975年:蒋介石死去。息子の蒋経国が国民党主席に就任。

1978年:蒋経国が中華民国総統に就任。

1985年:中華民国国軍、華中戦線にて人民解放軍に敗北。国共戦線が南下。以後日本の援助が増大。

1988年:蒋経国死去。中華民国による実行支配領域が概ね大陸の南三分の一の状態で膠着状態へ。

1997年:英国による香港の租借続行。

1999年:ポルトガルによるマカオの租借続行。

2002年:トウ小平死去。以後中央政府が地方党組織及び軍管区を統制できなくなる。

20XX年:“神霊廟”事件(東方飛行隊)。

・蛇足

21世紀現在、日本の最大の仮想敵は既に地球上に存在していない。

日本にとって最大の脅威は大ドイツ連邦でもなければイスラム原理主義でも国際テロ組織でもない。

隆山湾の底のヨーク(これは極秘)の解析の結果判明している、地球外生命体との敵対的第一次接触である。

後者は最近の兵部省が白書に毎年堂々と書いている。なお白書の発表は年度始めの四月一日である。

国家としての最終目標も宇宙への脱出と移民である。地球は既に危険すぎる土地である。

これも宇宙開発事業団が黒木理事長が現役の頃から堂々と公文書に書いていた。

どちらも冗談だと思われていたが、軌道エレベーターの建造が視界に入った現在はそうでもない。

遥かなる星に登場した発電衛星とメイドロボシステムが既にあればなおさらである。

結果1995年当時の日本軍と2011年の日本軍の距離は、1952年と1994年のそれより遠くなっている。現代は近未来である。

宇宙移民によって恒星系および居住惑星を丸ごと手に入れる事に比べれば未開発の大陸の市場の価値は低い。

惑星外へ拡張へ移れず滅亡する可能性を考えれば大陸に関わるのは時間の浪費であり、罪悪ですらある。

また100年前の失敗から日本にとって大陸への単独の軍事介入はほとんど禁忌であり、感情的に困難である。

イデオロギーを理由にした介入など論外である。そんな時代はソ連が滅びた時にとうに終っている。

可能なのは古典的勢力均衡原理に基づく行動である。逆に言えば片方が負けなければ派手に介入する事は無い。

21世紀の大陸に手を出す理由があるとすれば、直近の脅威であるテロ組織の温床に最適な状況だからだ。

中央政府による治安が無い軍閥が相互に争う土地ならば、各種の勢力が容易に浸透して安全な隠れ蓑を作れる。

なおこれは日本だけの問題で無いため、軍事介入は国際社会の連携という美名の下に行われるのが望ましい。