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オンタリオ「打通」作戦

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オンタリオ「打通」作戦

概要

オンタリオ州奪還作戦における第二段階。(第一段階はサンダーベイ周辺の西部オンタリオ州の奪還)

目的

陸上戦力の展開による欧州連合勢力の戦略レベルでの誘引

中・短距離航空戦力および陸上配備巡航誘導弾の前進による、五大湖工業地帯防空戦力、および生産能力の撃滅(生産能力についてはは主目的ではない)

参加戦力(作戦発起時)

詳細はオンタリオ「打通」作戦 戦闘序列(作戦発起時)を参照

枢軸軍参加戦力 計12個師団+2個旅団(空海戦力除く)

[日本軍]

陸軍 遣米軍(2個師団+混成旅団2個)
海軍 第二陸戦師団
   英加方面艦隊(実質は湖水艦隊)
統合航空軍 第二航空師団
重爆撃第二航空団(※富嶽装備)
(※備考)旧NAMCOT派遣軍(日・加)はサンダーベイ奪還の段階で攻勢能力を喪失。日本軍部隊は内地に帰還、再編(?)

[カナダ]

陸軍 第1軍(およそ6個師団)
空軍 第5、19航空団

[その他]

自由ポーランド軍(1個師団)
英連邦インド軍(2個師団)

欧州連合軍初期参加戦力 計8個師団+α

[ドイツ]

DeKA(約2万人・1個師団+α)
その他各種支援戦力

[フランス]

本国軍(2個師団)
仏領ヌーベルフランス軍(※ケベック州現地部隊) 1個師団

[アメリカ連合国]

五大湖艦隊臨編スペリオル戦隊(大型砲艦1、旧式駆逐艦2、カッター3中心・旧アメリカ合衆国艦隊)
第4空軍

[その他同盟国]

ブルガリア、ルーマニア等ドイツ同盟国。計4個師団程度の規模(部隊の最大規模は連隊)

欧州軍総反攻時参加兵力

枢軸軍

初期戦力に加え、日本陸軍 4個混成旅団
(備考:この時点における日本軍の混成旅団は編制上の問題を回避するための戦力単位。本作戦に投入された混成旅団はすべて機械化されており、ほぼ合衆国の連隊戦闘団に匹敵する。)

日本統合航空軍 攻撃飛行隊 1個航空隊(ジェット重爆撃機装備・第一飛行師団)
重爆撃第三航空隊(内地の新設部隊。第二航空隊の増援として派遣・〈富嶽〉装備)

カナダ軍 第4軍団(約3個師団)

欧州連合軍

※備考 初期参加戦力の大半は作戦能力を喪失。また、ここにはデトロイト防備のアメリカ連合国軍戦力は含まれない。

・南部方面集団 4個師団相当

[ドイツ]DeKA残存戦力 1個師団相当
武装SS 1個師団
ドイツ軍 2個戦闘団(臨編。再編成中の師団より抽出した戦力で構成)
アメリカ連合国軍 1個師団(編制上。大隊レベルでの欠損が多く、実戦力はRCT程度)

・北部方面集団 2個師団

[フランス]本国軍(2個師団)

実施時期

1951年頃?最短として1950.9.26前後以降。最短の場合、カンザスの攻勢に連動しての作戦。遅い場合では秋頃の剣号作戦との連動。剣号、カンザス戦とあわせ、北米における総反攻作戦としての側面も考慮。

前提条件

アメリカ戦線の損害回復のためにドイツ・カナダ軍(DeKA)からの戦力抽出、代替としての欧州連合諸国軍投入による在カナダ欧州連合軍の弱体化

攻勢発起点

サンダーベイ

進撃路

国道17号線およびカナダ太平洋鉄道

主要展開

原則としてはスーセントマリーまでは海陸協同による電撃戦。スペリオル湖岸の17号線側については舟艇機動を実施、防御線の多層化を遮断することで進撃速度の低下を防止する。おそらくスーセントマリー〜サドバリーのあたりで攻勢は一旦停止。戦線の整理。サドバリー以降は機甲部隊突破。とりあえずイメージとしては湾岸戦争とかの電撃的作戦。障害は航空戦力、特に富嶽隊による最大火力の投入で制圧、粉砕。
全作戦を通して言える事は、最大の敵は時間と兵力の損耗。その補いをつけるための大量の航空戦力投入を前提としている。

欧州側の戦術としては、河川、湿地帯を利用した遅滞による時間稼ぎ。西部における初期防衛ラインからカナダ側スーセントマリーまでは遅滞のための空間として認識。
カナダ側スーセントマリーにおいて、米国スーセントマリーに展開(するであろう)重砲部隊の支援を受けつつ持久、ケベックおよび連合国側からの増援を待つ。

《戦況展開》

[地上]オンタリオ州中部の防衛ライン(欧州連合)突破
[航空]スペリオル湖航空戦・対岸のアメリカ沿岸部を含む航空優勢確保、CSA第4空軍、作戦能力を喪失
[湖上]アメリカ連合国臨編スペリオル戦隊最後の出撃。湖岸の日本軍橋頭堡への突入を目論む。あくまで陽動で、本来の目的は湖岸に孤立してしまったDeKAの救出。
 「戦艦」(実際にはモニターというべき艦)を中核とした陽動部隊の壊滅と引き換えにDeKAの1個大隊が収容され、アメリカ方面へ脱出。
[地上]枢軸軍、スーセントマリー西部へ到達。
[両用]海軍陸戦隊、カナダ海兵隊合同の「特殊輸送機」によるスーセントマリー東岸への「上陸」。包囲成立により、欧州連合軍、アメリカ側へ撤退。
(※備考:上陸ではなく、攻囲に留める可能性?)
[地上]サドバリー陥落・攻勢ラインの分岐、カナダ軍を中心とした北部集団はオタワ方面へ展開。日本軍を中核とした南部集団はトロントおよびウィンザー方面への前進。
[地上]オタワ、トロント両都市の解放、北部集団はモントリオール方面へ前進。
[航空]統合航空軍、本土より新鋭ジェット「重爆撃機」投入を決定(デトロイト、シカゴ攻撃の為)。
[地上]広域での天候悪化、欧州側総反撃
(北部集団方面)ケベックのフランス軍による拘束。モントリオールでの市街戦。
(南部集団方面)河を渡河、北部・南部集団の戦区境界線に沿って武装SSを中核とした部隊による突破。サドバリーに前進している総司令部の撃滅による攻勢の頓挫を狙う。
(その他)弾道弾によるサンダーベイ近郊の飛行場への攻撃。滑走路破壊。同飛行場を根拠地としていた〈富嶽〉隊の作戦能力喪失(地上破壊を逃れた機はウィニペグまで後退)
[全般]天候回復。
[航空]悪天候を押しての滑走路修復により、〈富嶽〉隊、再度サンダーベイまで前進。
[航空]統合航空軍、本土より新鋭ジェット「重爆撃機」第一陣到着。米加国境の飛行場および橋梁に対する阻止攻撃に投入。
[航空]〈富嶽〉隊、サドバリー突入直前のドイツ軍に対する絨毯爆撃を実施。数次にわたる攻撃により攻勢能力を喪失。
[地上]欧州連合軍、作戦中止を決定。ドイツ軍およびフランス軍、後退を開始。
[地上]ウィンザー周辺の確保・南部オンタリオ州残存兵力はデトロイト方面へ撤退。

以後について

オンタリオ州南部の制圧により、航空戦力の前進。ケベックおよび五大湖沿岸諸州との航空撃滅戦発生、日本勝利。結果としてドイツ式防空システムを本格的に配備されたデトロイト周辺工業地帯の機能喪失。