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〈柚月〉

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〈柚月〉 Antiaircraft Destroyer Yuzuki-YUZUTSUKI-Siiko,IJN

Tactics「ONE〜輝く季節へ〜」柚木 詩子


 〈相沢《秋月》祐一〉級駆逐艦の第1シリーズ最終艦であるが、戦時急造型の第2シリーズである〈冬月〉のテストベッドとして各種の工事簡略化の実験がおこなわれており、艦容は寧ろ〈冬月〉に似ている。基準排水量は〈澪月〉より少々大きめの3100トンである。
竣工は、テストのためというか艤装工事でやたらと手を入れられており、遅れに遅れて1942年の12月となった。装甲空母〈里村《海鳳》茜〉と共にハワイに駆け込み、辛うじて翌年1月末の東太平洋海戦に間に合っている。
 〈柚月〉は「Going My Way」な艦として知られている。畸人揃いで名高い〈相沢《秋月》祐一〉級の中にあっても、その独特の処世は注目を浴びており、これまた畸人変人で著名な〈折原《吉野》浩平〉すらも〈柚月〉のマイペース振りに巻き込まれ、〈折原《吉野》浩平〉がまともに見えるという奇天烈ぶりを発揮している。本来同行するはずだった〈里村《海鳳》茜〉の行方を〈折原《吉野》浩平〉〈長森《大鳳》瑞佳〉に尋ねたり、ちゃっかり他の戦隊に混じって訓練を受けたり、噂をすれば「呼んだー?」と姿を現したりといった、「脇役C」にふさわしいC調のエピソードに事欠かない。
 もっとも、〈城島《蔵王》司〉や〈折原《吉野》浩平〉のことを真っ先に「忘れて」いるのは、少々おとぼけが過ぎるかも知れない。〈里村《海鳳》茜〉の直衛艦として、彼女との交遊を最優先にしているからかもしれないが。
 第2次、第3次の世界大戦において、太平洋、インド洋、大西洋、地中海と渡り歩き、激戦の中をくぐり抜けて生還した。しかし、幼なじみとも称していた〈里村《海鳳》茜〉の大破着底は〈柚月〉にとっては一大痛恨事であった。大戦終結後に、解体が決められた〈里村《海鳳》茜〉に別れを告げるべく、〈柚月〉乗組員一同はアレクサンドリアを訪れている。銀色に光る雨が降る中、花輪と敬礼を捧げたのである。
 なお、〈柚月〉艦長は上流階級の出身ではないか、との噂が根強くあることを付記する。

要目(新造時)

  • 全長 138メートル
  • 全幅 12メートル
  • 主機 艦本式ギヤード・タービン2軸
  • 主缶 ロ号艦本缶3基
  • 機関出力 52000hp
  • 最大速力 34ノット
  • 航続距離 8500海里/18ノット
  • 基準排水量 3100トン

兵装

  • 主砲 65口径10センチ砲連装4基8門
  • 機銃 25ミリ連装機銃3基6丁
  • 魚雷 61センチ4連装発射管1基

兵装(1946年以後)

  • 主砲 60口径12.7センチ砲単装4基4門(自動砲)
  • 機銃
    • ボフォース40ミリ連装機銃7基
    • エリコン20ミリ連装機銃4基
    • エリコン20ミリ単装機銃9基
  • 噴進砲 12センチ28連装砲2基
  • 爆雷
    • 七式散布爆雷投射機1基
    • 五式音響爆雷42発

同級艦

  • 第1シリーズ
  • 〈相沢《秋月》祐一〉 〈照月〉 〈涼月〉 〈初月〉 〈新月〉 〈澪月〉
  • 〈夕月〉 〈大月〉 〈霜月〉 〈宵月〉 〈花月〉 〈柚月〉
  • 〈美月〉級 3000トン(〈島風〉級の機関を移植、37ノット超を出す高速艦)
  • 〈美月〉
  • 第2シリーズ〈冬月〉級 3100トン 昭和17年度艦
  • 〈冬月〉 〈春月〉 〈夏月〉 〈葉月〉 〈若月〉 〈満月〉
  • 〈青雲〉 〈紅雲〉 〈春雲〉 〈天雲〉 〈八重雲〉 〈冬雲〉
  • 第3シリーズ〈山月〉級 4000トン 昭和18年度艦
  • 〈山月〉 〈浦月〉 〈睦月〉 〈如月〉 〈卯月〉 〈皐月〉
  • 〈水無月〉 〈文月〉 〈長月〉 〈菊月〉 〈三日月〉 〈望月〉
  • 〈観月〉 〈宮月〉
  • 〈島月〉級(15センチ砲搭載艦)
  • 〈島月〉
  • 第4シリーズ〈潮月〉級 5000トン 昭和20年度艦
  • 〈潮月〉 〈清月〉 〈早風〉 〈夏風〉 〈冬風〉 〈春風〉
  • 〈初夏〉 〈初秋〉 〈早春〉 〈雪雲〉 〈沖津風〉 〈霜風〉
  • 〈朝東風〉 〈大風〉 〈東風〉 〈西風〉 〈南風〉 〈北風〉