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〈日野森〉

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高速戦闘支援艦〈日野森〉

(元ネタ Piaキャロットへようこそ!2(カクテルソフト)より 日野森あずさ他)

 第三次世界大戦直前、日本海軍にとっての悩みは、補給線の確保だった。日英同盟の総意として、第二次世界大戦で失われた英本土の奪還を目指す事は決まっていたものの、地中海がドイツを中心とする欧州胴盟の制海権下に入った今、補給拠点を求めることが非常に難しくなっていたのである。
 艦艇の重武装化が進んだ結果、航続距離が短くなりつつあった事も、問題解決の難しさに拍車をかけていた。
 問題解決のヒントをもたらしたのは、ベンガル湾の交通確保のためヤンゴンへ派遣されていた遣印艦隊ミャンマー支隊に編入されていた徴用船〈乃絵美〉の活躍である。前線の艦艇に燃料、弾薬を迅速にデリバリーする彼女を見て、艦隊に随行する補給専門艦の発想が誕生した。

 海軍では、〈乃絵美〉の運用実績を元に、彼女についていた簡易工作艦機能、回転翼機の運用設備などを外し、洋上補給に特化した艦の建造を開始した。これが〈日野森〉級で、高速商船に準じた船体構造をもち、燃料、弾薬、食糧を満載。従来の補給艦と比較して遥かに高い補給能力を持つ。海軍では彼女達に「高速戦闘支援艦」と言う新たな艦種類別を与えた。
 第三次世界大戦後半において実戦投入された同級は長距離を航行する海上護衛隊の駆逐艦に絶大な人気を博し、「海上にレストランがあるようなものだ」と絶賛された。この性能に着目した英海軍も二隻を運用し、〈ミーナ〉〈ミルク〉として運用している。

 また同級には派生型があり、四番艦〈縁〉は全幅をやや拡大し潜水母艦の機能を付与している。そのため「小太り」と揶揄される事もあったが、僚艦の乗員達は決してそうした陰口を許そうとはしなかった。
 最大の改装が施されたのは航空機支援型とされた五番艦〈神楽坂〉で、ほとんど軽空母のような外見を持ち格納庫内に各種航空機の修理、整備施設を持つ(弾薬類の補給能力は持たない)。そのため、スマートとはいえ民間船とさして変わらない外見を持つ他の僚艦とは全く外見が異なり、軍用艦のようであった。そのため、他艦の乗員は〈神楽坂〉乗員から「じつは…」と打ち明けられるまで〈日野森〉級の一員であるとは気づかないほどだったと言う。

 ともかく、同級の運用実績は海軍を十分に満足させるものであり、戦後もカリブや英本土など、海外に派遣される艦隊のために〈愛沢〉〈神塚〉〈志摩〉の三隻が追加発注されたほどである。現在は〈愛沢〉を除いて除籍されているが、〈高井〉級に続く高速戦闘支援艦群の基礎を築く存在となった。

要目

基準排水量 17,000トン(18,500トン)
全長    210メートル
全幅    25メートル(27メートル)
機関出力  24ノット(22ノット)
以上()内は〈縁〉の要目

兵装
 高角砲 40口径12.7センチ連装砲×1(×2)
 機 銃 40ミリ連装×1(×2)
     12.7ミリ単装×4
以上、()内は〈神楽坂〉の要目

同級艦

〈日野森〉
〈榎本〉
〈皆瀬〉
〈双葉〉
〈縁〉
〈神楽坂〉
〈山名〉
〈愛沢〉
〈神塚〉
〈志摩〉
(以上日本海軍籍)
〈ミーナ〉
〈ミルク〉
(以上英海軍籍)

搭載機:最大24機程度(露天繁止も含めれば30機程度。〈神楽坂〉のみ)。