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〈蒼崎《四八式中戦車》青子〉

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日本帝国陸軍主力戦車 〈蒼崎《四八式中戦車》青子〉

TYPE−MOON「月姫」蒼崎 青子

解説

 90年代から21世紀にかけての、太平洋条約機構軍の主力戦車。日本だけでなく、合衆国でもライセンス生産され、主に海兵隊の機甲部隊が装備している。55口径127ミリ滑腔砲装備のMBT第3世代戦車であり、敵対するドイツ軍戦車部隊をして「戦うのはご免被りたい」と言わしめるほどの力を有している。世界の5大戦車(どの戦車をいれるかで異論が多い)の一つにして、日本の戦車開発技術が世界最高峰に辿り着いたことの証左である。
 配備先と輸出先の多くは北米で、丈の高い草むらの海、つまりカエサル・ラインの西側に広がる大平原地帯である。日本国内においては、ロシアに備えた北海道の第7機甲師団(レイジング・ブル)と第11機甲師団(ザ・スピリット・オブ・サムライ)以外では兵部省直属教導部隊で見られる程度である。つまりは故郷を離れて、放浪しているような旅人のようなもので、縁がなければ出会うことは難しい。
 開発・生産は来栖川重工。〈L9〉こと〈オニ〉重戦車以来の主力戦車受注であり、今後数十年にわたる生産・改良であげられる資産は莫大なものである。試作時の呼称は「ブルー」。競争を展開した三菱の試作機は「オレンジ」と呼ばれていた。太平洋条約機構最大のメーカー同士の意地をかけた激しい競争の末、1985年に来栖川が開発契約を勝ち取った。それには製造コストが安いことが理由にあげられてはいるものの、疑獄事件(巫浄自動車の件)や三菱の高コスト体質(入った資金をすぐに使い切ってしまう)を陸軍上層部が嫌ったためとも言われる。この件に関して、三菱重工の蒼崎社長が不審な死を遂げるなど、三菱と来栖川の暗闘が囁かれたことは事実である。この後、三菱が戦車協会(戦車開発委員会の後身)を脱会する騒ぎにまで発展している(結局、脱会はしなかったが)。
 来栖川は英国ロイヤル・オードナンスとの共同開発によってコストを引き下げており、そのため〈蒼崎《四八式中戦車》青子〉〈遠野《チャレンジャー2》秋葉〉と相似している。さらに開発年度が、エレクトロニクスが急発展を遂げた80年代であることから「魔術回路(ヴェトロニクス)」を豊富に所持しており、電子機器のコストが全体の50パーセントを占めている。百発百中の「マジック・ガンナー」たる所以である。
 砲塔バスル(「トランク」と呼称)にある自動装填装置はベルト・マガジン方式で、上下二段に収容されている砲弾をベルトで回転させて取り出し口に持っていくものである。自動装填装置に格納できる砲弾は16発であり、それを撃ち尽くした後は装填手が車内弾庫から半自動装置でもって装填することになる。発射レートは低くなるが、人力装填がもっとも確実ということだろう。主砲から誘導噴進弾を発射する「ミサイル・ランチャー」も計画されたが取りやめとなっている。
 装甲は劣化ウラニウムをワイヤー状に加工して毛布状に編み、それで金属パッケージで包んだものを砲塔正面の複合装甲に組み込んでいる。これにより圧延鋼板1300ミリ厚相当の防御力になるという。 パワーパックは来栖川製V型12気筒ディーゼルで、燃費はお世辞にも良いとはいえず、「焼き肉大食いチャンピオン」と囁かれるほどのものである。
 ともあれ、〈蒼崎《四八式中戦車》青子〉は将傾〈アルクェイド《ティーゲル后侫屮螢絅鵐好織奪鼻と正面から殴り合える数少ない戦車であり、戦争という破壊の饗宴において「稀代の魔女」なのであった。生産数は8000両強。2025年までの現役使用が見込まれており、射撃管制装置の更新、140ミリ滑腔砲への換装が予定されている。
 余談ながら、陸軍では五九式装甲機動服(ARMS)のプラットフォーム車に、三菱「オレンジ」をベースにした車両を充てている。それは「ガランドウ」とも「人形遣い」とも呼ばれている。

要目

  • 全長 11.55m
  • 車体長 8.01m
  • 全高 2.88m
  • 全幅 3.65m
  • 戦闘重量 59トン
  • 発動機 来栖川12PBI水冷V型12気筒ターボチャージド・ディーゼル 出力 1650hp
  • 最高速度 67km/h
  • 航続距離 500km
  • 懸架方式 トーションバー
  • 武装 
    • 火砲 127ミリ滑腔砲×1(L55)
    • 銃器
      • 12.7ミリ機関銃×1
      • 7.7ミリ機関銃×2
  • 乗員4名