〈松倉《三式戦車回収車》明日菜〉
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〈松倉《三式戦車回収車》明日菜〉
TOPCAT「果てしなく青い、この空の下で…。」松倉 明日菜
〈穂村《一式中戦車チヘ》悠夏〉の車体をベースに、A型フレームを取り付け、車体前面にドーザーブレードを装着して回収車にしたものである。その使用目的上、エンジンはトルク優先にチューニングされた為かなりの力持ちであり、〈三式中戦車チハヤ(T−34/88)〉や〈八車《七式中戦車》文乃〉に比して小柄ではあったが戦場で立ち往生した戦車の牽引に力を発揮した。前線まで兵士の娯楽用の図書や荷物を運び込む役目を担ったことでも有名である(積み込みすぎて動けなくなってしまうこともあった)。
武装は回収を阻害する事物を排除するための破砕砲(デモリッション・ガン)が1門。さすがに速射はできず、毎分×発が良いところである。ただし散弾のような弾丸であるため、1回の発射による破砕片の数は○○に及ぶ。その破砕砲弾には「Ultima Ratio」と刻印がされている。
第3次世界大戦の序盤では、まだ数の少ない〈八車《七式中戦車》文乃〉を回収修理するために、〈八車《七式中戦車》文乃〉を装備している大隊の段列に優先して配備された。味方が敵の後方への浸透突破を許してしまった際には、敵戦車への「生け贄」になってしまうと分かっていても、破砕砲でもって主力の撤退を援護しようとして壊滅してしまった事もあった。そのことが本車のファンに〈八車《七式中戦車》文乃〉が好かれない原因となっている。
地獄を見る目にもあったが、地味で目立たないながらも献身的に仕事を果たした、日本戦車史に欠かせない車両と言える。
要目
- 重量(t) 25
- 乗員(名) 4
- 寸法(m)
- 全 長 10.2(Aフレーム展開時)
- 車体長 6.35
- 全 幅 3.88(荷台装着時)
- 全 高 2.43
- 最低部地上高 0.4
- 履帯幅 0.5
- 発動機 中島〈栄〉21改
- 出力 500hp
- 装甲(mm)
- 砲塔
- 前面 15
- 側面 10
- 後面 10
- 上面 10
- 車体
- 前面 50
- 側面 25
- 後面 35
- 上面 15
- 砲塔
- 武装
- 火砲 105mm×1(L20)
- 能力
- 最大速度(km/h) 45
- 航続力 240km
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