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〈春日《火龍》かれん〉

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グロスター/三菱 六式戦闘爆撃機 〈春日《火龍》かれん〉

元ネタ:ぱじゃまソフト「プリンセスうぃっちぃず」春日かれん

解説

 統合航空軍が設立とともに打ち出した「主要作戦機の総ジェット化」という計画に基づいて配備された戦闘爆撃機(実質的には戦術攻撃機・軽爆撃機)。E計画の資料整理のなかで最後に導入が決定された。
 この機体の原型はイギリス初のジェット機であるE.28/39を飛行させたグロスター社が初の実用ジェット戦闘機を狙って開発されたG41という社内計画を与えられた機体である。社内の非公式な愛称として〈カレン〉の名称が与えられていた、ともいわれているが、複数の資料で確認されていないため個人的な愛称の可能性も否定できない。
 愛称についてはともかくも、G41の置かれていた状況は困難きわまりないものであった。既にドイツ軍は英本土への再空襲、後に第二次バトル・オブ・ブリテンと呼ばれることになる大規模航空作戦を開始、また海上でも、合衆国の支援を受けて規模を拡大した大規模な通商破壊作戦が継続され、新型機の開発どころか既存航空機の生産すらも困難な状況に追い込まれていた。既に、第一次バトル・オブ・ブリテン以降、爆撃機の生産についてはほぼカナダに移管され、英国本土における航空機の生産の大半は戦闘機のみとなっていたが、それだけでは空襲による物流の阻害と、通商破壊による物資そのものの流入量の減少の影響より脱することは不可能となっていた。このため生産ラインの整理が行われることとなった。「明日の戦争に役立つかもしれない」G41はその影響を強く受けることとなった。一歩先んじて初飛行し、生産ラインすら組みつけられる段階にあった〈Air〉にジェット機に対する努力の全てが振り分けられたのだ。なんとか初飛行にこぎつけてはいたものの、問題の洗い出しと改修、という点において遅れていたG41はこの段階で開発の中止、そしてE計画の資料として持ち出されることが決定した。
 実質的に開発途中、そして想定される性能の面において〈Air〉と大差の無いG41はこの段階で開発は中止され、「死んだ」機体として計画・未完成機の列に加わるはずであった。一度「死んだ」はずのG41が結果的に統合航空軍に採用され、六式戦闘爆撃機として実戦配備されたのは、ドイツ側、あるいは英本土に残り、ドイツの統治を敢えて受け入れた一部の勢力との連携であった。ドイツは確かにジェットエンジンの先進国ではあったが、要素技術の面で言えばイギリスが一歩先を進んでおり、E計画で持ち出されなかった各種情報を必死でかき集めている状態にあった。その彼らに情報を提供し、その上で「双発多用途機/戦闘爆撃機」について検討しているという偽情報を日本に知らせることで戦闘爆撃機としてでもG41を採用させる可能性を高める、という大規模な工作であった(ここには日本に対して恩を可能な限り売っておきたい英国の目論見もあったという説もあるが定かではない)。
 その目論見に合わせ、武装強化と爆弾搭載能力の拡充を目的とした改設計が行われたG41は確かに全戦術航空機のジェット化を図った統合航空軍の計画に組み込まれ、1946年、六式戦闘爆撃機〈春日《火龍》かれん〉として制式採用が決定された。
 英国系双発戦闘機の形状を強く受け継いだこの双発ジェット戦闘爆撃機は、原案からほとんどその姿を変えていない。外見上の相違は原型が搭載していたロールスロイス製エンジンが確保出来なかったことから、日本製のエンジンへ変更、これに伴い、主翼を貫通するように搭載されていたエンジンが吊り下げ式へと変更されている。また、最多生産型である況寝気和价蓮β仞鐚峭況發鯡榲として武装が強化され、ベルナルドと愛称をつけられたガンポッドを装備、これにより況燭料圧咾呂垢戮萄限Δ縫フセットしている点が特徴である。なお、外装式であるために命中精度についてはそれほど優れたものではなく、有効性についても疑問を持たれていたが、対地襲撃の総仕上げに撃ち込まれる37mm焼夷徹甲弾は一定の有効性を示している。また、初期型の一部は自衛能力をもった偵察機として改修されているが、六式司令部偵察機の配備数増加に伴って原型の戦闘爆撃機に戻されている。
 初期ジェット戦闘機としてはそれなりに航続距離があったことから、対地支援だけでなく、行動範囲の狭かった北米戦域ではパスファインダーとして使用されることもあったほか、変わった派生型として知られているものとして完全な戦闘機型に戻された案も存在している。これはキューバ、およびカリブ海における航空作戦においてジェット戦闘機の航続力不足が強く指摘された時期に提案されたもので、エンジンの変更(推力強化)、燃料搭載量の増加といった改修が行われている。戦闘機としての能力については充分であり、一部には配備を望む声もあったが、最終的には試作型が少数製造されたのみに留まった。

性能諸元(況寝機

  • 全長 12.57m
  • 全高 3.96m
  • 全幅 13.11m
  • 最高速度 668km/h(高度3,050m)
  • 上昇限度 12,200m
  • 航続距離 
  • 発動機 ネ230‐
  • 乗員数 1名
  • 武装
    • ホ155 30mm機関砲 2門
    • ホ205〈ベルナルド〉 37mm機関砲 1門
    • 爆弾他 1000kg